UE4のEUW(Editor Utility Widget)を使って簡単にマーケットプレイスのアセットたちのテイストを合わせる
こんにちは、最近はぷちコン映像編にまた参加していました。その中で、
「時間がないからマケプレのアセット達を使いたいけどテイストが違いすぎて使いにくい!」
となったので元のテクスチャを使用しつつ色味や詳細度を調整できるマテリアルインスタンスに差し替えるEUW(Editor Utility Widget)を作ってみました。マケプレの毎月無料アセットいつも有難う・・以下ができたもの
概要
冒頭の通りいろんなマケプレのアセットを利用しようとしていたのですが、モデルは様々なテイストで表現されています。
特にマテリアルに関してはただテクスチャを挿してるものから色調整ができるものまで様々です。それらを1つ1つ調整して場合によってはテクスチャを書き直して・・とやっていると時間がいくらあっても足りません。
なんかいい方法ないかなーと思っていたところ下の記事を見つけました!
とてもいい雰囲気のゲームですが、マケプレアセットを多用してるらしく、EUWでスタイライズして使っているみたいです。
ただ実装方法については言及されていないので今回作成してみました。
EUWの実装
Editor Utility Widgetに関してはいろんな方が記事を公開してくださっているのですが@pokopen_cgさんがまとめ+検証してくださっています!本当にありがとうございます!ここでだいたいのことはわかります。
Editor Utility Widget/Blureprint の本https://t.co/TUh1o5RgRG #zenn #UE4 #UE5
— ぽこぺん (@pokopen_cg) December 30, 2021
BP 初心者でも大丈夫なように書いています。アセットの種類に応じた一括リネームの章を書き終えました。
先に実装内容ですが、以下のようになっています。
できたもの
特徴としては、
- アセットそのもののマテリアルは残したいのでレベル上に配置されたActorを1つ以上選択し、マテリアルをオーバーライドする仕組み
そのため同じアセットの別Actorでもスタイライズしたくないものはしないといったことができます。
- 元のテクスチャを引き継いで自分で作成したマスターマテリアルのマテリアルインスタンスを複製したマテリアルインスタンスに入れ込む
- リセットボタンを押すと元のマテリアルが適用される
- フォルダはアセットごとに自動で作成してそこに入れる
今回はEUWの検証のためマスターマテリアルが簡素なものですが、タイリングに対応したり、他のテクスチャを持ってきたりといろいろできますね!
他にもカスタム深度を使ったスタイライズやポストプロセスボリュームの色味調整で全体を調整なんかができるので組み合わせるとさらに強力だと思います!(誰か解説して・・)
編集後記
ちなみにこの機能はぷちコンには間に合わなかったので使ってないです(泣)今回はどんな作品が出るのか楽しみです!